ビットコインはインターネット上のデジタル資産であり、使用する時も見たり触ったりすることができません。そのため、ビットコインを受取ったり渡したりする場合は、「ビットコインアドレス」でのやり取りになります。

●ビットコインアドレスとは
ビットコインアドレスを簡単に例えれば、銀行の口座番号のようなものであり、口座に相当するウォレットにビットコインを送ってもらうための文字列と言えます。ビットコインアドレスは27文字から34文字の英数字の組み合わせになっており、判読が困難な文字列でできています。一般的なビットコインアドレスは「1」や「3」の数字から始まりますが、その他に「bc1」、「m」と「n」などの文字から始まるものもあります。

ちなみに、ビットコインのウォレットには個人情報は掲載されていません。また、ウォレットの中で秘密鍵や、秘密鍵に紐付けされたビットコインアドレスが作られるため、ビットコインアドレスから個人が特定されることもありません。従って、ビットコインアドレスの所有者の身元を知ることはできず、匿名性の高い取引が実現します。なお、ビットコインアドレスには取引履歴が残るため、履歴を確認することは可能です。

●ビットコインアドレスのシステム
ビットコインの流通には、「秘密鍵」と「公開鍵」と言う2つの種類の鍵が使用されます。ビットコインアドレスはその内の公開鍵を利用して作られています。
1.秘密鍵
秘密鍵というのは、ウォレットという口座からビットコインを引出すための暗証番号のようなものであり、64文字の英数字で構成されています。秘密鍵が分かれば、その鍵と結び付いているビットコインアドレスを自動的に引出せるため、世界中のどこにあるビットコインでも抜き出すことができます。つまり、秘密鍵が漏洩してしまうとビットコインが流出してしまうため、ハッキングされる危険性のあるオンライン上での管理は避けるのが賢明です。USBメモリに保管するなり、メモ書きしてどこかにしまうなりし、ネットワークから切り離して管理するのが得策です。

2.公開鍵
公開鍵は秘密鍵と併用することで、セキュリティを高めることができます。ビットコインを受取る時に必要となる公開鍵は秘密鍵から作られますが、公開鍵から秘密鍵を確認することはできません。従って、公開鍵を使用して送られてくるデータは秘密鍵を持っていない限り、ビットコインの授受においては何の意味もありません。このシステムによって、ビットコインの送受信の安全性が確保されています。公開鍵はビットコインを受取る時に必要となりますが、第三者が見たとしても影響がなく、また誰でも閲覧が可能になっています。